鉛筆なめなめの日々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

氷菓 第10話

上級生達の推理を聞いた前回から、今回はいよいよ奉太郎の推理編。
奉太郎の推理は、画面に映っていない第七の登場人物が犯人というもの。
視聴者が見ている映像は、所謂神の視点ではなく、第七の登場人物が撮影していた映像で、その撮影者こそが犯人であったというものだ。
古典部の他のメンバーの話が解答を導き出すきっかけになってるあたりが、「氷菓」らしさか。
しかしこのトリック、クリスティの「アクロイド殺人事件」で使われたものの亜流と言えよう。
アクロイドの方は小説なので、物語の語り手、こちらは映像なので撮影者という違いはあるが、読者、視聴者に視点を提供している者が犯人というパターンだ。
アクロイドの方も殺害シーンは気を使って書かれている印象はあるし、氷菓も奉太郎の言うとおり、もう一人の登場人物がいると納得させるものは映像の中にそれとなく出て来ている。
密室トリックを正面から破るのではなく、ちょっと外したところで解決したのは、氷菓らしくていい感じだ。
しかしこれが脚本担当が勉強したという「ノックスの探偵小説十戒」の「犯人は物語の当初に登場していなければならない」に反していないかは疑問。
ノックス自身も、十戒が推理小説の幅を狭める事は理解していただろうし、また脚本担当も十戒を知っていたからこそ、ギリギリのところをついたとも考えられる。
ここは気にすべきところではないのかもしれない。
さて、解決かと思われた今回の話も、摩耶花の言葉によってパズルのピースが一つ使われていない事に気がつく。
一度解決したかと思わせておいて、真の解決編は次回というのは、氷菓編と同じパターン。
これまた次回も楽しみ。
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。